幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

共有認識が無い世代

2000年代前半前に青春を過ごした世代は
時代ごとに色んなブームがあって
共有認識というのがあるように思う。


例えば私の世代なら、
なめ猫だったりおニャン子だったり、
ファッションでは渋カジだったり紺ブレだったり、
歌では米米の「浪漫飛行」や
KANの「最後に愛は勝つ」が流行ったり
CMならば少女隊の「一心同体少女隊」だったり



CM-グリコ-マリンバ-少女隊


(今回のこのCMを見るまで「一心同体少女隊」と言ってたのは
ずっとこちらのプリッツのCMでだと記憶が改ざんされてました)



少女隊CM グリコ プリッツ


好き嫌いは別にして「あの時あれ流行ってたよね」
という世代で共有出来るものがありました。


でも今の時代はファッションもアーティストも
全て細分化してしまっていて、なかなか全世代
一世を風靡するようなブームが無い。


私たち世代だと昔流行った話で盛り上がれるのに
今の子たちはそういう共有認識が無いのは
可哀そうなんて思ったりした事もあったんですが、
でもこれはひょっとして
「年齢関係なく友人が作れる時代」になったとも
言えるのではないだろうかと思い至りました。


よく欧米人は互いの年齢を知らず(もしくは気にせず)
年齢差があっても友人関係にあることが珍しくないですが、
それは日本のように先輩後輩という上下関係が
無いからだと思っていたんです。


もちろんそれも一理あるとは思うんですが、
それよりも個人主義が成熟している欧米では
個人の好きというものが人間同士を繋げている
一番の理由なんじゃないか、と思うんです。
だから年齢を気にする必要が無い。


良い時代になったなと思いつつも、
時代で流行ったもので盛り上がる楽しさを
知るものとしては、一抹の寂しさもあったりします。


(少女隊、良い曲いっぱい歌ってたのにいまいち
売れませんでしたね。「bye-byeガール」好きでした)
Shohjo Tai Bye Bye Girl - YouTube