幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

メジロバナの咲く 3巻

中村明日美子さんの「メジロバナの咲く」
3巻を読みました。





内容的には海外の全寮制の女子校を舞台に
紡がれるガールズラブストーリーです。


女子校寄宿舎ものと言えば思い出すのは
氷室冴子さんの「クララ白書」



オサムグッズで有名なこのイラストも懐かしい。
女の子みんな元気でキャラが立ってて
ドタバタコメディで読んでて楽しかった。
復刻版を出して欲しいなと密かに願ってます。


寄宿舎って憧れますよね。
私も留学時代は寮生活だったので
その楽しさは今でも懐かしく思い出します。
1人で居たいときは自分の部屋にこもり、
誰かと話したいときは共同リビングに行けば
おしゃべりが出来る。
年を取っておばあちゃんになったら、
老人ホームに行きたいな、なんて思ってました。


今となっては、残念ながら
ちょっと無理かなと思いますけど。
主に柔軟性の面において。
うう、若さって素晴らしかった!



で、今回の「メジロバナの咲く」ですよ。
こちらはどちらかと言えば、シリアス寄りですが
でも深刻になり過ぎず、ふふっと笑えたり
物語として読んで面白い。


3巻になると、左足が鋼の義足であるという噂と
そのクールビューティーな立ち振る舞いから
「鋼のステフ」と異名を持つステフが
主人公のルビーに対して無意識に嫉妬したりして
素がだんだん出てきて可愛らしい。
それにしてもこの天然タラシぶりときたら↓


ルビーは振り回されてばかりです。
(これは2巻の方が楽しめるかも)
それも読者としては楽しかったり。


そしてこの巻では主にステフと
義妹のリズとの邂逅を描いています。
なるほど、これはリズもステフを
好きになってしまうわ。


3巻の終わりは一波乱ありそうな
不穏な空気を感じますが
4巻も楽しみにしています。