幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

世界でいちばん透きとおった物語

「世界でいちばん透きとおった物語」
読みました。



急死したミステリ作家の父への複雑な感情、
女性編集者に対するほのかな恋心、
そして、
「世界でいちばん透きとおった物語」

という遺稿の謎。
予測不可能な衝撃のラストにあなたは──


以上、ざっとしたあらすじでした。
まず、タイトルが印象的で気になります。
更に、


・電子書籍化絶対不可能
・単行本ではなく文庫書き下ろし


と言った煽り文句も添えられてて
興味をそそります。
そんなこんなで期待値ハードルを
上げ過ぎてしまったようです。


物語が終わりに近づくにつれて
どのように私の想像を裏切ってくれるのか
期待が高まり動悸息切れ救心救心
だったんですが読み終わって、
まず何が衝撃なのか
さっぱり分かりませんでした。


で、「はぁー!?なんなん?」
と言いながらGoogle様で検索です。


それでようやく理解しました。
なるほど!
衝撃って物理的な衝撃なのか!


私はてっきりストーリーで
私の想像を超えるラストが
訪れるのかと思っておりました。


いや確かに電子書籍でこれは無理だし
労力がすごいと思うんですが
もうこっちはてっきり
ストーリーでだと思ってたからさー。
すっかり肩透かしですよ。


でも出版関係者ならまとめ方や労力に
脱帽してひれ伏してしまうのかも。
ちなみに物語としては
普通だと思いました。