幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

好きだったマンガ遍歴②


①からの続きです。


成田美名子さんの「CIPHER サイファ」



こちらの舞台はアメリカです。
この頃の主人公は真っ直ぐなヒロインが
多かった気がします。
成田さんは今は日本の能をテーマにした漫画を
描いていらっしゃいます。



それから
吉田秋生さんの「BANANA FISH」



前半の絵柄は大友克洋っぽい感じだったのが、
途中からこのように超美形に変わって
私と友人たちの間での人気が加速しました。
友人の1人は好き過ぎて年表を作ったり、後年は
舞台のひとつであるニューヨークの図書館まで
訪れたりしていました。


2018年にはノイタミナ枠で
アニメ化もされて観てました。
アッシュが動いて喋ってる!と感激したし、
少し駆け足気味だったけどよくまとまっていて
とても楽しめました。
月龍(ユエルン)のアッシュへの
ひねくれた愛情も良き。
ちなみに英二はアニメの方が可愛くて好きです。
吉田さんも今は日本を舞台にした
漫画を描かれています。



そして長らく私の大好きな漫画
ベスト1に君臨していた
渡辺多恵子さんの「ファミリー」



ハートウォーミングで笑って泣けて
出てくる人も街並みも全てが
大らかで明るくてキラキラしていて
読みながらアメリカって良いなぁ
なんて思ってました。


当時は日本経済が豊かになり始める頃。
余裕が生まれて人々の目が外に向くようになって
みんなカラッとした明るいアメリカに
憧れたんだと思います。


だから当時はアメリカが舞台の漫画を描く
作者さんが多かったんですが、面白いのが
今現在はみんな日本が舞台の漫画を描いていること。
原点回帰ということなのかもしれません。
渡辺さんはつい最近まで新選組を
描いてましたもんね。



その③に続きます。