幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

気持ちって難しい

能登地震災害の募金をしてきました。
たくさんの募金があるなかで
私が選んだのは赤十字。
SNSのXで東日本大震災にあわれた方が
赤十字の支援がありがたかったとの
ポストを見て決めました。


ところが、赤十字だとクレジットカードでは
募金が出来ないのです。
他の募金では出来るのに何故?
と思ったところ、クレカだと
すぐに現金化出来ないので、
現金振り込みのみなんだそう。
なるほどー。


そして、郵便局の窓口で支払うと
振り込み手数料が掛からないとのこと。
そこはATMでも良いのでは?と思いながら、
窓口で1万円募金してきました。


ところで、募金額って難しくないですか?
いくらと決まってないと困ってしまう。
右へ倣えの日本人らしい性質といいましょうか。


募金とはちょっと違いますが、
以前友人と、友人の知人でメキシコに別荘を
持つ人がいて、そこに10日間遊びに行ったんです。
で、帰る前日にその知人が
食事を作ったりベッドメイキングしてくれる人に
それぞれチップを渡して欲しいと言ってきました。
いくらが妥当か分からず聞いてみると
気持ちだから20ドルでも120ドルでもいいとの事。
わーん、この「気持ち」ってのが難しいのだよ。
しかも値が幅広いな!
悩んだ末に結局80ドルずつ渡したような。


時々、駅で見掛ける赤い羽根募金もそう。
子どもたちが一生懸命声を出してるのを見ると
募金したいんだけど、いくら払えばいいのか
悩んでしまう。
結果、子供たちが募金箱を3箱持ってたら
それぞれ200円ずつ入れたり。


あるいは、駅前で心に染み入る異国の音楽を
演奏していてゆっくり聴き入りたいけど、
目の前の箱にいくら入れていいのか分からない。
結果、足早に立ち去ってしまう。


施すとか対価を払うといったことに
不慣れな日本人。
でも歴史だったりそういう気風だから
それは仕方ないとも思うんです。


だから例えばですが
相場は200円~300円とか決まってたら
(500円でもいいんですが、
500円玉ってなかなか財布に無いし)
日本人にも馴染みやすいし、
この金額なら出しやすいし、
決まってたら募金もしやすいのになぁと
思ってしまうのです。


少額でもみんなが出せば
けっこうな金額になると思うし。


渡したい気持ちはあるのに、
色々な心の迷いで渡せない
そんな切ない人も実は多いのでは
なかろうかと思う日々なのでした。