幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島

遅ればせながらガンダムの映画
「ククルス・ドアンの島」観てきました。


(注:思いのほか長文になってしまいました。
先に言っておきます)



予告を見た時、絶対観に行こうと思ってたんですが
特別興行という名目で1900円也。高いな。
サービスデー等であっても一切値引かない
強気な金額に、腰が引けていたんですが
同僚が入場者特典を目当てに
3回目を観に行くというので、
何がそんなに同僚を駆り立てるのか気になって
(まぁ、特典なんですが)
私も行ってみようと滑り込みで観てきました。


やはり私の世代はガンダムと言えばファースト。
私も例にもれず映画3部作が大好きで。
でも世の中のファーストガンダム沼は深い。
私が20代半ばの時、男性同僚とガンダム話で盛り上がり、
最初のうちは良かったのですが次第に彼が話す


「汎用ザクの型番が」「か た ば ん?」
「宇宙世紀の年表では」「ね ん ぴ ょ う?」


私がその時考えた事もなかった用語が次々と出てきて
全く付いて行けず、尻すぼみに終わってしまいました。
だって私が好きなガンダムは、例えば


セイラさんがカイに平手打ちして言う
「それでも男ですか!軟弱者!」


赤い彗星のシャアが言う
「認めたくないものだな。自分自身の、
若さゆえの過ちというものを」


今思えば中2病っぽい大仰なセリフですが
それがいちいちカッコよかった!
あとはガンダムと黒い三連星のドムが戦って
ジェットストリームアタックするシーンとか
名シーンや名セリフばかり。


なのでその時初めて人それぞれある好みの
多様性を知って、世の中の広さを知りました。
でも映画3部作しか見てないというと、
ファーストガンダム好きは認めてくれないのです。
テレビ版を全て見て話しはそれからだ、みたいな。


でも、もうそこまでは無理。目痛いし。
話が合わなくても仕方ない。開き直ってます。


で、ようやく「ククルス・ドアン」ですよ。
(辛口なので辛口は認めない人は
ここから先は読まない方が良いです)


キャラデザインは当時よりもアップデートされていて
変わらず安彦良和先生なので文句なし。
声優さんも変わっていましたが、
もちろんオリジナルが好きなんですが、
認めないというほどでは無く。
ストーリーやキャラは令和っぽく
全体的に軽めな感じになっていました。


でもそのキャラ設定が私的には微妙かな。
だってスレッガー中尉がセイラさんの乗る
コアブースターの上に乗せてもらうときに
「変なことなさらないでね」みたいな事を言うんですが、
セイラさんはそんな事言わないと思う!
だってセイラさんは気高いんです。
スレッガーにセクハラめいた事を言われたら
冷ややかな視線を送るくらいだと思う~。


フラウボゥも泣き虫だけど
アムロの世話を焼くのが好きで、だから
アムロよりもしっかりしなきゃって思ってて
あんな、うぇーんて泣くんじゃなくて
涙をぬぐうみたいな感じだったのに~。
最近のアニメのヒロインの泣き方みたいでちょっと。


でも今回の映画のアムロを見て、
ここまで子供っぽくて自分勝手だったか?
と思ったんですが、映画観た後アマプラで
テレビ版のククルスドアンの回だけ観てみたんです。
アムロ、当時からそうとう子供っぽくて
ワガママだったわ。


だからセイラさんもフラウももしかすると
当時からそんな感じだったのかもと思ったり。


あと最後にこれだけ言いたい。
BGM!
もっとガンダムと敵が戦うときの
昔よく流れてたBGMを流して欲しい
あとニュータイプの効果音とか。


私としてはもうちょっとファーストを
感じさせて欲しかったなと思いました。



入場者特典の複製原画3枚入ってるうちの1枚です。
2パターンあるというので、私の分は私よりも
ファーストを愛している同僚にあげました。
でもセイラさんだけは写真撮って送ってもらいました。