幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

人との距離感

他人との距離感って難しいですよね。
何でもそうですが「ほどほど」が一番難しい。


私が理想とする距離感は、留学してた時なんですが
朝食は学校のカフェテリアに食べに行くんですが、
同じグループではない子のところでも
「ここいい?」「いいよー」で、一緒に食べて
それぞれ食べ終わったら「先に行くねー」と
それぞれ好きに抜けていく感じが気楽でいいなぁ
なんて思ってました。


グループ行動が嫌いなわけではないんです。
大まかな所属グループはあるけれど、
ガチガチに決まってない個々に余白のある
自由さがあると嬉しいという感じでしょうか。


そういう関係を好むせいか、
基本的には私は派閥には属さない無所属派。
だって、だいたい派閥を作ろうとするトップは
クセが強い人が多くて怖いんですもん。
仲間感を強制されるというか、他の人を
スケープゴートにして一体感を作る人もいるし。


あと派閥の行く末はだいたい悲愴です。
友達同士で出来た仲間とは違いますから、
負けたら散り散りです。


私が以前いた職場では2つの派閥がありまして、
忘年会が2つ同じ日に開催されたんです。
結局、1つの方は人が集まらず中止になり、
入ってまだ1か月だった私はもう一人の同期と、
開催された方に出席したんですが異様な雰囲気でした。
そのトップの女性はまずアドレス交換をしようと
言ってきて、自分のアドレス帳には600人以上
登録があるんだよと言ってきました。
そこに私と同僚のアドレスも加わった訳ですが、
あまり自慢にはならないよなーと。


結果的には、その二人はベテランで
長くその職場にいたんですが
この派閥の争いが大きくなりすぎて、
その年で契約満了となりそれぞれ辞めることになりました。
思わず平家物語のあのフレーズが浮かびましたよね。


奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし


てね。


(距離感をイメージさせる写真を無理やり捻出しました)