幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

ハケンアニメ

映画「ハケンアニメ」観てきました。



原作本が辻村深月さんで図書館で借りて読んだとき

面白かった記憶があったので楽しみにしていました。

ところが公開されて1週目の映画ランキングで

トップ10内に入ってないという衝撃。

ちょ、辻村深月ファン、アニメファン、

そして出演されてる役者ファンはいずこへー?


不安になりながらも口コミ評価的には

悪くないので初志貫徹で観に行ってきました。


なるほど。

いや、なるほどというのもおかしいですが、

口コミ通り確かに映画自体悪くはない。

なのでトップ10に入らないほどひどい映画

という印象は受けなかったんですが、

可も無く不可も無くといった感じ。


以下、私の個人的な感想になりますが、

アニメ業界の大変さは分かるんですが、

全体的に上辺だけをサラッと

なぞっているように見えたので勿体ないなと。

声優さんもせっかくたくさん出演してるのに

アフレコシーンしか取り上げられないという。

(最後のスタッフロールで気が付く始末)


せっかくのお仕事映画なんだから

もっと1本のアニメが出来るまでの

作画の描き方やSEの効果音の付け方だったり、

分業スタッフや監督のあるあるだったり、

声優さんが決まるまでだったり

それぞれの仕事をネチッこく

深堀りしたのを観たかった。


あとキャッチコピーの1つである

胸熱というほど映画に入り込めなかったのも

中途半端に感じた要因の1つ。


例えば傷ついた主人公が豪雨の中走って転んで

カバンの中身をぶちまけちゃうという

ある意味よくあるシーンがあったんですが、

とてもきれいに中身が広がってて

スタッフが良い感じに置いたのかなとか

冷静に観ちゃってる自分がいました。


ちなみに映画の中で使用されていたアニメ作品の

出来の良さに感心しました。