幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

両親がコロナになって

だいぶ間が空いてしまいました。
なんだかバタバタしていまして。


実は両親がとうとうコロナに罹ってしまいました。
最初に父が熱が出て病院へ向かう途中で歩けなくなり、
救急車で運ばれ陽性判定を受けてそのまま入院へ。
その二日後に母がコロナになり、
母は自宅療養に。


父は早く退院したかったようですが、
こうなってみると、入院しててくれた方が
母も自分の面倒を見るだけなので
気がラクで良かったと思います。


父の退院時は母が迎えに行く予定でしたが、
コロナになってしまったので、
私が代わりに迎えに行くことに。


5日間部屋から出られず隔離入院だったので
歩けなくなってたらどうしようと
少し心配していたんですが、
ステッキをつきながら
以前と変わらない感じで父が
歩いてきたので安心しました。


そのまま別フロアにある休憩所で少し休んで
それからタクシーに乗って実家へ。


実家は父と母のコロナ菌がわんさかいると踏んで
中には入らず玄関先でお別れしました。


今流行ってるコロナは喉にくるようで
痛みと声がガラガラで大変そうでしたが
現在は2人共だいぶ良くなりました。
後遺症で匂いが分からなかったみたいですが
今は元に戻りつつあるとのこと。
大ごとにならなくて良かったです。


(父が入院していた病院から見える風景。
 晴れてて気持ち良かった!)

悠久の時を感じて

あまりにも暑くて湿度が高すぎて
休みの日の散歩もつい何だかんだと
行かない言い訳ばかり。


でも、そうなると何となく
気持ちも塞いできてしまう。


ああ、私をどこか広い世界へ連れてって。


と、思いながら見つけたこちらの動画。





なにこれ、すごい。
墨が出来るまでなんですが、
なんて気が遠くなる作業。
ああ、でもせかせかしてなくて
悠久の時を感じる。
自然の音にも癒される。


その流れで見つけたこちらの動画。





この女性、いったい何者!?
美人さんのうえに、若いのにライフスキル高すぎないか?
少し調べてみると中国の方でやはり有名な方のよう。
たくさん動画がありました。





こちらもすごい。
美味しそう。
自然と共に生きていて
観てるうちに心が洗われます。
何でも出来過ぎるので、全然年下なのに
姐さんと呼びたいくらいです。


ちなみにこの方は「李 子柒」と書いて
「リー・ズーチー」と読むようですが、
つい「りこしば」さん
と、雰囲気で読んでしまいます。


アンサンブルコンテスト

「響け!ユーフォニアム」の映画
アンサンブルコンテスト編、観てきました。



4年ぶりの続編となる新作映画。
ワクワクしないわけがない!


映画初週の入場者特典は、原作者の
武田綾乃さんによる書き下ろし短編小説
を小冊子にしたもので3種類あります。
この表紙イラストがみんな可愛らしくて
これは全部欲しい!と勢い込みます。


早速、入場特典を1枚もらって館内へ。
映画を観た感想としては、
最初のユーフォニアムの音色や
久美子、緑、葉月ちゃんのおしゃべりに
ああ、本当にユーフォニアムが帰ってきたー!
て、静かに熱く感動する。


映像は変わらずにクオリティが高く美しい。
そして久美子たちのビジュアルが
少し大人っぽくなった気がします。
瞳が以前よりも小さめに見えるので
大人っぽく見えるのかも。


練習シーンもマリンバの音がコロコロと
弾むような感じで曲も聴いてて楽しい。


だからこそ、コンテスト当日になったとき、
いよいよ通しで演奏シーンが観れる!
と思ってワクワクしていたのに、
無かったのが残念で。


多分、作画が大変なんだろうなと
推察したんですが、でも映画だったし
良い曲だったので演奏シーンで
どっぷり浸りたかったんですよね。


でもNHKで放送している「青の〇ーケストラ」の
何気ない教室での生徒たちの動きや、楽器、
演奏シーンを見てると、京アニの楽器や演奏、
動きの細やかさに改めて感嘆しちゃいます。
だからきっと大変なんだろうなぁ。


ちなみに1周目の入場特典の冊子ですが、
近くの映画館では1週間もたずに
配布が終了してしまいました。
(夫が昼の回を観に行ってもらえなかったと
ラインで連絡が。職場でつい声が出たよね。
ショックで)
その日、2回目を観るつもりで夕方の回の席を
すでに取っていたにも関わらず、
それは泣く泣く捨てて、まだ残ってると聞いた
新宿ピカデリーまで行ってきました。



さすが、ピカデリー様。
無事に2人分で2枚ゲット。
席で開けてみると、なんと奇跡的に全く被らず
3種類全部コンプリート出来ました!
ありがたい!



表紙イラストめっちゃ可愛いですよね。
内容も3冊ともとても良かったです。
特に好きなのはくみれいの話かな。
緑、葉月、つばめちゃんのも良かった。
緑ちゃんのポジティブさに憧れます。


新宿も久しぶり。
せっかくなので、映画帰りに紀伊国屋書店へ。
すごくきれいになってて驚きました。
「水星の魔女」のポップも。
スレミオも良いよね。


メタモルフォーゼの縁側

アマプラで「メタモルフォーゼの縁側」観てみました。




前評判通り、とても良かったです!


芦田愛菜演じる17歳の高校生、うらら。
BLが好きで書店でアルバイトをしている。
そこへ宮本信子演じる75歳の雪さんが訪れ、
絵柄に魅かれてふと手に取ったBLマンガを購入する。
すっかりBLにハマった雪は、ひょんなことから
うららとBLについて語りあって交流を深めていく。


愛菜ちゃんが髪の手入れも頓着しない
冴えない地味な女子高生を演じているんですが、
愛菜ちゃんをこの映画で初めて見たら
実際もそうなのかもと思ってしまうほど
地味め女子完璧でした。


そして、宮本信子さん。
すげー!!
いま、BS放送の「あまちゃん」を見てるので
夏ばっぱだ!と思って観てたんですが、
数分も経たないうちに「雪さん」に
なってるんですよ。顔似てるけど別人。


顔似てるけどって!
とにかく、さすがです。


話自体はそれほど大きな事件はなく
日常を淡々と描いているんですが、
確かな演技力を持つ2人のお陰で
観ていてとても楽しい。


愛菜ちゃんの自意識が過剰で
自信が無くて鬱屈としていて、
キラキラした女子に対する引け目感、
宮本さんの代り映えしない日常に
新たな世界が広がった喜び、
好きなものを年若い子とおしゃべりする楽しみ、
表情も豊かで可愛らしく、
こちらまで笑みがこぼれちゃいます。


そしてもう一人、2人が出会うきっかけとなった
大好きなBLマンガの作家のコメダ優先生。
最初、趣里さんが演じてると思ってたんですが
古川琴音さんという方でした。
とてもよく似ている!
そしてこの方も演技力が確か!
漫画に行き詰まりを感じているんですが、
雪さんのピュアな想いと感謝を聞いて
救われます。
その言葉を受け取る古川さんの表情や、
仕草が良い。


うららの幼なじみのイケてる男子との
恋にならない幼なじみ感もいい。
なにわ男子の高橋恭平くんが演じてます。
デリカシーのある良い奴なんですよ。
その幼なじみ男子と付き合ってる
イケてる女子も、うららは勝手に
引け目を感じてるけど
けっこう良い子なんです。


嫌な人間が出てこない。


ほっと心が温まるようなそんな映画でした。

君たちはどう生きるか

「君たちはどう生きるか」観てきました。




事前情報は何も分からないままでしたが、
観終わって、これは前宣伝しなかったのは
正解だったのかもと思いました。


だって、どうまとめていいか分からん。


強いて言えば、村上春樹っぽい哲学的な感じ
と言えばいいのか。
て、村上春樹は3冊くらいしか読んでない
人間なので合ってるか分かりませんが。


主人公は母親を亡くした少年で、
最初戦火の中を走るシーンがあるんですが、
そこの空気感がさすがハヤオでした。
4DXとかで熱風を吹かせたら
本当に火の海のなかを走っているような
火が生きているかのような迫力がありました。


映画には所どころナウシカ、ラピュタ、
トトロ、千と千尋などを思い起こさせて
ニヤリとしてしまう風景や演出もありました。


あと今までのジブリに比べると更に幻想的。
考察好きな人は好きかも。


全体的な私の感想としては
ハヤオ版「さよなら銀河鉄道999」かな。
て、銀河鉄道999もさよならくらいしか
観てないんですが。


そして少年は大人になる、的な感じ。


私が宮崎駿で好きなのは、カリオストロ
ナウシカ、ラピュタ、トトロ、
千と千尋なので、そういう感じではないので
今後地上波で放送しても途中で脱落するか
観ないと思うんですが、日本人としてやっぱり
ハヤオの最後の映画を劇場で見届けられて
良かったと思います。


と、上記のような感想を同僚に話したら、
「うーん、観なくていいかなぁ」
と言われてしまいました。


え、でも劇場で観て良かったって思ってるのに~!