幾つになっても惑ってばかり

日々思ったこと、本や映画の感想やアニメなど趣味の話を脈絡なく綴っています

女子の空間について

ブログを更新したいなーと思うのに
暑すぎて何を書きたいのかがまとまらない。


なので、またつらつらと思ったことなどを。


私の元同僚にゲイの男性がいるんですが、
Twitterでりゅうちぇるが亡くなったのは
「女性スペースの会」が追い詰めたから
ではないか、とつぶやいてました。
元同僚は、トランスジェンダーは女性であるから
女子トイレが使えないのは不当な差別だとも
考えているようなツイートもしていました。


そのツイートを見て、まず思ったのが
「女性スペースの会」とは一体なんぞや?
ということ。
調べてみると、性別適合手術を行っていない人が
女子トイレや女湯に入るのを
反対する団体ということでした。


そしてトランスジェンダーという言葉。
よく聞きますが、漠然と性同一性障害の
英語読みなのかと思っていました。
こちらも調べてみると、
「性自認と身体的性が異なる」人を指すようです。
要は心は女性であっても、身体は男性のまま、
その反対もそうです。


以上のことを知って、
元同僚の発言にモヤモヤが。


「女性スペースの会」がどのような活動を
行っているのか、過激だったりするのか
全くわかりませんが、
私の心境としてはやはり
性別適合手術をしていない人が
女子トイレや女湯に入るのはイヤです。


実際、私が働いている公共施設にも
男性だけど女性の恰好をしている人が
来ることがあります。
年は中年くらいですが可愛らしい恰好で、
とてもきれいに化粧もされているんですが、
声の太さやヒゲの濃さ身体のがっちりさ
などでよく見ると分かってしまいます。


その方がただ、施設を利用しているだけなら
服装も含め個人の自由なので問題は
無いのですが、女子トイレを利用する
みたいなんです。
隣には多目的トイレもあるんですが、
使用中で使えなかったのか分かりません。
他の女性の利用者からクレームが入って
問題になりました。


困るのはただの趣味の女装家なのか
トランスジェンダーなのか
外見からでは分からないということ。
そしてその人が悪意を持ってるか
持っていないのかだって分かりません。


結局、その答えは出ていないようなんですが、
同僚の多くは、やっぱり多目的を使って欲しい
という声が多かったです。


スタッフ側の立場として正直に言うと、
「あなたが女性の服を着たいなら着て良いんです。
でも他の客からクレームが入れば、
注意しなくちゃならんのです。
注意なんてされたくないですよね?
私たちも注意なんてしたくないんです。
お互いのために多目的を使ってください」
てなもんです。


それに、うちの施設は人が多く出入りするので
そんなに怖くありませんが、
人気が少ないところの女子トイレで
女装した男性が入ってきたら
やっぱり怖いです。
大人の女でも怖いと思うので、
小さな子どもだったらもっと怖いと思います。


その辺を元同僚にも分かってほしいなと
思いつつ、センシティブな問題だし
私もLGBTQに詳しい訳ではないので
言えないでいます。


思ったんですが、もし、
男性より女性の方が力が強ければ
女装した男性が入ってきたとしても
怖くないから問題にならないかもしれませんね。


りゅうちぇるは手術はしていなかったようですが、
外見はすっかり女性にしか見えなかったので
そこまでいけば女子トイレを利用しても
問題はないと思います。(そもそも気付かないから)
女風呂も利用できるかはまた別の問題ですが。


実際にりゅうちぇるが亡くなった理由は
私たちには分かりませんが、
苦しくて辛かったんだろうなとは分かります。


ご冥福をお祈り申し上げます。



千々に乱れる私の思考 ~先生と呼びかけ編~

暑い。しんどい。
今年の夏しんどい。
湿度が高すぎてしんどい。


電気代も上がってるので
出来ればエアコンももう少し
我慢したいところだけど
無理過ぎて、ポチッとな。
あーでもまだぼんやりする。


暑さで千々に乱れる私の思考。
唐突に「先生」という敬称について。
私はよく小説や漫画を取り上げますが
作者の名前に「先生」をつける事は
滅多にありません。
だいたい「さん」にしています。


私が小説家や漫画家を目指してるなら
同じ道の師にあたるので「先生」と
呼びますが、そうではないので
「さん」にしております。


そもそも教師などの「先生」は別として
教える職業でないのに「先生」と
呼ばれるのを当然と思っている人って
どんどん尊大になっていく傾向が
ありませんか。政治家とかさ。


だから私だけはあなたを尊大にはしない。


一見良い風に、一体何目線で言ってるのか。
全部暑さのせいです。すみません。


でもそんな私が「先生」をつけてしまう
作家さんが。
以前にも紹介した闘病ギャグ漫画
島袋全優先生の「腸よ鼻よ」



とうとう今出ている8巻まで
購入してしまいました。
腸の病気の漫画なんですが、
6巻からの怒涛の病気のドミノ倒しが
あまりにもすごすぎて震えました。
同じく腹をかっさばいた人間として
気付けば自然に「全優先生」と呼んでいました。


それからついでに以前も話題にした
呼びかけ問題について。


言いたいことを要約すると、
テレビのロケやインタビューなどで
「お父さん」「お母さん」
「おじいちゃん」「おばあちゃん」
呼びにモヤモヤするというもの。


この時はちゃんと相手の名前を聞いて、
名前で呼べば良いじゃない
て、思ってたんですが
最近気が付いたんです。


名前を聞いた先から忘れてしまう自分に。


老化って恐ろしい。
スタッフやタレントだって人間だもの。
もし若くたって、たくさんの人に
出会うたびに名前を聞いてたら、
忘れることだってそらあるだろう。


困りました。
代替案を色々考えてみたんですが、
某事務所で有名な「YOU」呼びが
汎用性高くて良いかも~
て思ったんですが、いま色々
センシティブな問題になってるので
残念ながら無理そうです。


そこでもうひと絞りしてみました。
貴殿(きでん)
呼びなんて如何でしょうか?


辞書では男性が男性を敬うときに
使う言葉らしいんですが、
近年は男女平等の観点から
女性にも使えるとのこと。


頭が混沌としているせいか
イケそうな気がします。

響け!ユーフォニアム映画

8月4日にいよいよユーフォニアムの映画
公開予定となりました。
前売り券となるムビチケも買いましたよ。
ランダムな4種類の絵柄のクリアファイル付き。
3枚買いました。(夫2回、私1回)


したらまさかの第二弾が。
今度はキャラ1人ずつのムビチケカード。
マジか!
クリアファイルよりこちらの方が好きだよ。
しかもキャラを選べる。2枚からですが。
麗奈と久美子、希美とみぞれで計4枚。
本当は優子と夏紀のも欲しいけど
すでにこれで私は3回、夫は4回
観ることになるので悩むところです。


新作のクレジットには山田尚子さんの名前は無し。
ずっとユーフォシリーズの演出を担当されていて、
映画「リズと青い鳥」での繊細な女子心とか
秀逸だったので残念。


でも新作が公開されるだけでもありがたい。
楽しみに待つとしましょう。


熱帯感傷紀行

所要で電車に1時間半ほど乗るので
何度か読んだ中山可穂さんの
「熱帯感傷紀行」を持っていきました。



2002年出版のものなんですが、
題名にある通りかなり感傷的なので
読む方にもパワーがいるんです。


当時の中山さんは同性の恋人との仲も
終わりかけ、仕事もスランプで
逃げるように、アジアへ
貧乏旅行に出かけます。


アジアの貧乏旅行なので
ホテルも格安だから汚いし
町も混沌として読んでるだけでも
大変そう。
なのに作者は自分を痛めつけるように
どんどん大変な方へと進んでいくし。


旅の途中で思い出すのは彼女のこと。


愛している。まだ愛している。
愛している。未練がとまらない。
もう愛してない。愛せない。
憎しみだけが募っていく。
わたしのたったひとつの望みは、
記憶喪失になることだった。
あのひとにつながるすべての記憶を忘れたい。
忘れなければ生きていけない。



焼きたてのパンと卵と珈琲の朝食を
食べてから国際電話をかけるのだ。
そしてあのひとに、もう一度だけ
やり直そうと告げるのだ。
わたしはあなたなしでは
生きられないと言って泣くのだ。
「バッカみたい」
わたしは声に出してその案を却下した。


センチメンタルが過ぎる。
でも感覚的で激しくも普遍的な感情に
引きずり込まれちゃう。


先が気になってどんどん読んじゃうんだけど
読み終えると一仕事を終えたような
疲労感があります。
だけど時折また読みたくなるんですよね。


むき出しの感情の波に浸りたいときに
お薦めの一冊です。

アクリル板よ永遠なれ

コロナが5類になってマスク着用も
個人に委ねられるようになって約1か月。


梅雨まで引きずる花粉症の私は
マスクを付け続けていますが、
外ではマスクを外している人も
見掛けるようになりました。


そして飲食店では撤去したアクリル板の
処分に困っているとのニュースが。
5類になったとはいえ、コロナはまだ
続いているのだから撤去は早くない?
て思ったりします。


個人的にはカウンターやテーブル同士を
仕切るように置いてあるアクリル板は
そのままにして欲しい。
でも同じテーブル上を仕切るアクリル板は
相手の声が聞き取りづらいので
むしろ撤去して欲しい。


そして、うちの職場(公共施設)でも
少し前にアクリル板を外すかもしれないと
噂が流れたことがありました。


それを聞いたスタッフの反応がこれ。


困る!!


こんなにみんなの意見が一致したことあった?
というくらい思いが一緒でした。


スタッフと利用者さんを仕切るアクリル板。
あれ何気に良い距離感なんですよ。
たまに距離感バグってる人もいるので
(特に感情を露わにするタイプの方)
クッション材としての安心感があります。


あとスタッフとコミュニケーションを
取ることが目的になってる利用者。
そういう人は遠くからスタッフを見ていて
目が合うとやってくるので、
何も遮るものが無いよりは
防御壁として精神衛生上、
ちょっぴりですが安心感があります。


幸いなことに当分はアクリル板は
そのままにしますと行政から連絡が
あったので一安心。


つまり私の言いたいことは、
アクリル板よ、永遠なれ!
です。